かつて歯槽膿漏と呼ばれた歯周病。日本ではこの歯周病が、歯を失う原因として最も多いものとなっています。
歯周病は初期の自覚症状がほとんどないため、悪化して痛みが出てくるまで気づかないのが恐ろしいところです。それでも我慢していると、骨が溶けて手遅れということも少なくありません。実は日本人の7~8割もの人が歯周病にかかっているにもかかわらず、自覚症状がないために「自分は関係ない」と思っているのが実情です。
そして歯周病によって溶けた歯や骨は、現在の医療技術では元に戻すことができません。さらに歯周病は、さまざまな全身疾患などと深い関係があるといわれています。